大分県 中津市 -耶馬渓をサイクリングで-

 

大分県の中津市。

 

 

大分県北部に位置し、福岡県の豊前市、上毛町、吉富町、築上町、みやこ町、添田町、そして県内では宇佐市、日田市、玖珠町と隣接しています。

ほぼ福岡県ではないのかというくらい、福岡県の多くの市町村と隣接していますね。

そんな中津市と言えば、「中津からあげ」をよく耳にする人がいるのではないでしょうか。

ちなみに、からあげ専門店発祥の地はお隣の宇佐市なんです。

今回はこの衝撃の事実をひっくり返すほどの、中津市の魅力を紹介していきます。

 

 

 

 

 

 

かつて中津市は、中津城を中心とした城下町として栄えたところです。

この中津城の天守閣は西南戦争時に焼失しましたが、昭和に再建された立派なものを見ることが出来ますよ。

ちなみにこの中津城ですが、豊前中津城として、讃岐高松城伊予今治城とともに日本三大水城の一つとして知られています。

また築城に着手したのが、黒田孝高という方です。

誰って思う方もいるかも知れませんが、この方は大河ドラマの主役にもなった黒田官兵衛です。

その後何人もの城主を経て、この中津城は完成したのです。

その証拠として、石垣には異なる人が作ったことが分かる継ぎ目が見られます

城下町の町並みを感じながら、お城にも足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

中津城の近くには、あの偉人にまつわる場所もあります。

そこの名は、福澤諭吉旧居・福澤資料館

そう、あの一万円札と『学問のすすめ』と慶應義塾大学でおなじみの福澤諭吉です。

大阪で生まれた彼は幼少青年期をこの中津で過ごしたとのことで、ここがその時に実際に過ごした家と彼にまつわる施設になっているんだとか。

ぜひともお城と一緒に巡っておきたいところ。

 

 

 

そしてもう一つ、中津市の歴史を学ぶことが出来るところを紹介。

それは、村上医家資料館

江戸時代に中津市でも蘭学が持ち込まれ、徐々に医学が発展してきたことを教えてくれるところとなっています。

その中心となったのが、前野良沢です。

学生時代の歴史の授業を思い出してみてください。

『ターヘル・アナトミア』を日本語に訳したものである『解体新書』

この翻訳に携わった中心人物が、杉田玄白前野良沢でしたよね。

かつて中津の藩医であった前野良沢の功労が感じられる資料もたくさん残っているので、こちらも絶対に訪れておきたいところですね。

 

 

 

 

 

ここまで市の中心部をメインに、いくつか紹介してきました。

もちろん中津市に訪れたときはぜひ立ち寄っていただきたいところですが、個人的にもっとおすすめしたいところは、今から紹介する耶馬渓(やばけい)です。

ちょっと耳にしたことがある人もいるのではないのでしょうか。

耶馬渓は簡単に言うと、中津市及び大分県、いや日本を代表するほどの景勝地です。

そんな耶馬渓をメインに、今から紹介していきます。

 

 

 

耶馬渓は中津市と玖珠町にまたがる、長年の水や風などの自然活動によって溶岩台地が侵食されて造り出された景観で、見どころ満載なところ。

 

・日本三大紅葉(京都府京都市・嵐山、栃木県日光市・日光)

・日本三大奇景(香川県小豆島町・寒霞渓、群馬県安中市・妙義山)

・日本新三景(北海道七飯町・大沼、静岡県静岡市・三保の松原)

 

これらの中に選ばれていることをご存知でしたか。

また、「やばけい遊覧 -大地に描いた山水絵巻の道をゆく-」として日本遺産にも登録されています。

かつて多くの人々がここの風景に心奪われて絵を描いたそう。

そして福岡県添田町との境にまたがる英彦山(ひこさん)などと共に、耶馬日田英彦山国定公園にも指定されているほど、魅力を秘めたところでもあります。

 

 

 

 

ではそんな耶馬渓について、かいつまんでおすすめポイントを紹介していきます。

 

まず中津市内から順に耶馬渓方面へ進むと最初に現れるのが、八面山

東西南北四方八方どこから見ても同じ形をしているということから、このように名付けられたんだとか。

ここに位置する箭山(ややま)神社は、お隣の宇佐市に位置する宇佐八幡宮の祖宮である薦神社(中津市内に位置)の奥宮とされ、由緒正しいところでもあります。

八面山に訪れるときは、薦神社と箭山神社の両方には訪れておきたいところ。

 

 

次に見えてくるのが、競秀峰青の洞門

競秀峰とは山国川沿いにそびえる巨峰や奇岩の集まりで、春の時期には付近一帯が青いネモフィラが咲き誇り、色鮮やかな風景を見ることが出来ます

そんな競秀峰一帯の土地ですが、一時期売りに出されていました。

その話を聞きつけ立ち上がったのが、先述した福澤諭吉

彼はこの地を買い取り、この景観が失われることを防いだのです

福沢諭吉がいなければ競秀峰はどうなっていたことやら。

その競秀峰の一角にある青の洞門。

かつてこの辺りの崖で、多くの人が足を滑らせて亡くなる事故が多発していました。

その光景を目の当たりにした禅海和尚という僧が主体となって、30年手作業で彫り続けて造られたトンネルが青の洞門で、ノミで掘った跡がしっかりと残っています。

 

 

 

そしてすぐ近くにあるのが、羅漢寺古羅漢(ふるらかん)

中津市にある羅漢寺は全国の羅漢寺の総本山で、中には日本最古の五百羅漢がずらりと並んでいます。

ここは「人を救う」ということから、しゃもじがたくさん飾られているので、こちらもぜひ見ておきましょう。

羅漢寺の対岸にあるのが古羅漢で、天人橋と呼ばれる岩の橋を渡って磨崖仏などを見ることが出来ます。

どちらも道のりが険しいので、訪れる際は服装に気をつけて十分注意して臨みましょう。

羅漢寺の方にはリフトがあるので、是非活用しちゃいましょう。

 

 

 

そして徐々に山奥へ進むと、耶馬渓ダムが見えてきます。

ここではダム湖はもちろんのこと、

新鮮な食材を購入できる、旬彩館

見事な庭園を見ることが出来る、渓石園

アクティビティが楽しめる、耶馬渓アクアパークなど。

この付近だけで1日過ごせそうなほど、盛り沢山なところとなっています。

 

また、耶馬渓サイクリングターミナルでGIANT社製の自転車も借りることが出来るので、気持ちいい風を感じながらサイクリングも楽しめておすすめです。

特にJR中津駅から約36kmの廃線跡を再利用した、メイプル耶馬渓サイクリングロードは各スポットをめぐりながらサイクリングを楽しめるので、サイクリストは挑んでみましょう。

 

 

さらに先へと進んでいくと、

いくつもの甌穴から生み出された、猿飛千壺峡

ミニ高千穂と言ってもいいほどきれいな峡谷、魔林峡

周囲の岩峰を一望できる、一目八景展望台など。

圧巻の自然景観を目のあたりにすることが出来ますよ。

まさに耶馬渓六十六景とはこのことですな。

 

 

 

そして最後にひとつだけ、紹介したいところが。

それは耶馬三橋とよばれる、山国川に架かる3つの石橋。

日本唯一の八連石橋かつ日本最古の石造りアーチ橋である、オランダ橋とも呼ばれる耶馬渓橋をはじめとし、羅漢寺橋、馬溪橋の3つを総称して耶馬三橋と呼んでいます。

自然景観の中に溶け込む石橋の造形美には、惚れ惚れしてしまいますよ。

 

 

 

まだまだ耶馬渓の見どころはありますが、これくらいにしておきますね。

玖珠町の紹介のときにでも、取り上げられたらと思います。

より詳しく耶馬渓のことを取り上げている専門サイトもあるので、そちらもぜひ活用して耶馬渓のさらなる魅力を感じて貰えればと。

耶馬渓Spirits

 

 

 

 

 

以上、中津市について、文化的側面と耶馬渓をメインに取り上げてきました。

福澤諭吉によって守られた競秀峰や、多くの人々が祈りを捧げた羅漢寺や箭山神社など、中津市は文化と自然を切り離すことは出来ないということを改めて感じさせてくれるところではないでしょうか。

他にもこの辺りでしか食べられない、巻き柿や耶馬渓そば、錦雲豚や花の形をしたういろうなど、食に関してからあげにも引けを取らないものがあります。

そしてなんだかんだ言っても「おんせん県」である大分県に位置しているので、西谷温泉や八面山金色温泉など、温泉が豊富に点在しています。

別府や由布院に飽きてしまった方などには、穴場としておすすめですよ。

 

 

 

アクセスですが、JR日豊本線が通っていますので、ぜひ活用しちゃいましょう。

特急ソニックゆふいんの森を活用すれば、博多などからでも1〜2時間で中津市までアクセスできますよ。

車でしたら、JR沿いの東九州自動車道を、玖珠町側に大分自動車道が通っているので、目的に合わせて利用しちゃいましょう。

 

 

耶馬渓が生みだす圧巻の景観を見に、中津市へ訪れてみては。

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