山口県の下松市。
県東部に位置し、周南市と光市に囲まれたところ。
「しもまつ」ではなく「くだまつ」と読みます、簡単な字ですが間違えやすいですね。
かつてこの地にあった松に星が降ったという伝説から、「星が降(くだ)った松」となり下松という名前が付いたんだとか。
今回はそんな下松市について紹介していきますよ。
まず紹介したいのが、下松市の景勝地である笠戸島。
ここは瀬戸内海国立公園の一部でもある島で、シンボル的存在の真っ赤なランガートラス橋である笠戸大橋で本州と繋がっています。
家族旅行村やはなぐり海水浴場、海上遊歩道などレジャースポットに恵まれているので、大勢で楽しめること間違いなしです。
また、笠戸島にきたら絶対に食べていただきたいのが、笠戸ひらめ。
目の前の笠戸湾で育った良質な白身はまさに絶品とのこと。
そして、もう一つ見ていただきたいのは、外史公園。
下松市ゆかりの人物で、長岡外史という人物をご存知でしょうか。
彼は明治時代に活躍した人物で、航空機を民間用として初めて導入し、またスキーも外国人から教えてもらい日本に持ち込んだとされ、航空の父やスキーの父とも呼ばれています。
プロペラ髭を携えた彼の銅像がこの公園にあるので、一度拝んでみてもいいかもしれません。
ついでに夕日の名所もあるので、下松市に訪れたときは笠戸島を堪能していただきたいところ。
海沿いのエリアを紹介したので、続いては内陸部について。
さまざまな名所をざっと紹介していきます。
ロックフィル型の末武川ダムによって作り出されたダム湖、米泉湖。
夏は川遊び、秋は紅葉と見応えのある、滝ノ口河川公園。
藤原鎌足が創建したとされ、周南七福神の一つでもある、閼伽井坊多宝塔(あかい坊)。
狐のお面を被った新郎新婦が市内を練り歩く奇祭、稲穂祭など。
有名ではなくとも確実に歴史を積んできたところが伺えます。
以上、簡単にですが下松市を紹介してきました。
知名度がまだまだ低いというのが現状で、同県の市の中で宿泊者数が最下位という統計も出ているそう。
そんな中で下松市は徐々にプロモーションを強化しており、都市と自然のバランスが取れたコンパクトなところや、ものづくりのまちとして打ち出しています。
実際にものづくりの実績として、下松で作られた鉄道車両が鉄道発祥のイギリスへ出荷され稼働しているそう。
実は大正時代から工業地帯として栄えている下松市、様々な側面が見れてなんだか頼もしいですな。
アクセスですが、JR山陽本線と岩徳線が通っております。
車なら山陽自動車道が横断しているので、アクセスも比較的容易ですね。
笠戸ひらめを堪能しに、下松市へ訪れてみては。
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