茨城県 結城市 -結城が紡ぐ見世蔵のまち-

 

茨城県の結城市。

 

 

県西部に位置し、古河市、筑西市、八千代町、栃木県の小山市と隣接しているところ。

西側を西仁連(にしにれ)川、東側を鬼怒川に挟まれており、独自の文化を紡いできたレトロなところです。

今回はそんな結城市を紹介していきます。

 

 

 

 

 

結城市と言えば何を思い浮かべるでしょうか。

まあ絶対的に外せないのが、結城紬ではないでしょうか。

約2000年の歴史を紡いできた日本最古とされる織物で、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。

市を代表する一品ということもあり、市内には結城紬にまつわる施設が盛りだくさん。

紬の里つむぎの館本場結城紬郷土館結城市伝統工芸館など、機織り体験ができるところもあるので、その手で伝統に触れてみるのも面白いかと。

 

 

その他の結城市まつわる歴史を深く学びたい方は、結城蔵美館もおすすめ。

中でもおすすめは、御手杵(おてぎね)の展示ですかね。

日本号と蜻蛉切とともに天下三名槍に数えられており、太平洋戦争時に焼失したとのことで展示されているのはレプリカですが、それでも全長3.8mと見応え充分な一品ですな。

 

 

 

 

そして古くから残る寺社や町並みも見どころです。

金光寺の寿老人から始まり人手観音堂の布袋で終わる結城七福神めぐりや、健田須賀神社を始めとした神社を巡る結城七社めぐりと、寺社マニアにはたまらないラインナップですね。

 

また、江戸時代より続いている見世蔵が作り出す町並みも見応え充分です。

見世蔵とは、お店や住居機能を兼ね備えた土蔵のことで、結城市では特に趣深いものが多く現存します。

中には営業している見世蔵もあるので、是非足を運んでいただきたいところです。

 

 

 

 

以上、結城市についてお伝えしてきました。

そこまで大きい都市とは言えないですが、そこには確かに守られてきた伝統が垣間見えるところがあり、魅力的なところだと感じましたね。

先述した結城紬をはじめ、桐下駄や桐箪笥といった工芸品、河川に囲まれたことで肥沃な土地に恵まれそこで育てられた糖度18を誇るとうもろこし「夏祭り」など、掘ればまだまだ出てくる名産品にワクワクが止まりませんね。

それらを結城ブランドとして打ち出しており、今後も厳選されたモノが生み出されることが期待できますね。

 

 

 

 

アクセスですが、結城市にはJR水戸線が通っております。

東京近郊からならお隣の小山駅まで行き、JR水戸線に乗り換えるのがベストですかね。

車なら東北自動車道や北関東自動車道を駆使してアクセスも可能です。

 

 

 

歴史と伝統が色濃く残る、結城市に訪れてみては。