鳥取県 倉吉市 -鳥取の隠れ芸術都市-

 

鳥取県の倉吉市。

 

 

県の中央部に位置し、江府町、琴浦町、北栄町、湯梨浜町、三朝町、岡山県の真庭市と隣接しているところ。

鳥取県中部の玄関口として栄えており、古くから陣屋も置かれ、今もなお色濃く当時の様子を垣間見ることが出来ます。

お隣の真庭市との境界には蒜山が鎮座しており、市の西側にそびえ立つ大山とともに人気がある山です。

今回はそんな倉吉市について紹介していきますよ。

 

 

 

 

まず私が取り上げたいのは、市の中央部に位置する打吹玉川(うつぶきたまがわ)地区

こちらは江戸、明治、大正時代にかけて繁栄した、町家が集まるところで、重要伝統的建造物群保存地区にも指定されている場所。

地区内にはかつて城下町として栄え、かおり風景100選にも選ばれている白壁土蔵群、そしてその屋根には特徴的な赤瓦が使用されており、南の方角には打吹山が見えるという、なんとも贅沢な町並みとなっています。

古い町並みを残しつつ、リノベーションしてカフェや雑貨屋などさまざまなお店も立ち並んでいるので、私達を楽しませてくれます。

倉吉絣(がすり)という、この地に伝わる紺と白を基調とした伝統的な着物を着ながら街歩きできる体験もあるとのことなので、この機会に着てみるのもいい思い出かも。

 

また、打吹山の麓には、桜の名所である打吹公園があり、猿舎や、倉吉市の歴史や市にまつわる著名人の作品などが見られる倉吉博物館などが付近にあるのでおすすめですよ。

 

他にも、鳥取県名産の二十世紀梨にまつわる博物館、なしっこ館

日本最古の円形校舎で出来ている、円形劇場くらよしフィギュアミュージアム

銀行の蔵を改装し造られた、くらよしミュージアム「無心」

倉吉市出身の横綱である琴櫻ゆかり品々が展示された、琴櫻記念館など。

市街に点在する緑の彫刻プロムナードも相まって、非常に芸術関連に富んだところではないかと感じますね。

 

 

 

 

 

そしてもう一つ倉吉市内で忘れてはならないのが、南部に位置する関金温泉

日本の名湯100選にも選ばれている由緒ある温泉地です。

周辺の東郷、はわい、三朝温泉とよくセットで紹介されたりしますね、県内だとやっぱり米子市の皆生温泉が有名ですが、こちらもまた違った魅力が満載ですな。

 

 

中でも2019年にリニューアルオープンした湯命館(ゆーめいかん)では、木風呂と岩風呂を男女交互に入れ替えて営業しているそうな。

 

 

また、もう一つ紹介したいところが、グリーンスコーレせきがね

ここもいい湯を堪能できるのですが、鳥取県ならではの魅力があります。

それは、約26万冊ものまんがを取り揃えているまんが温泉だということです。

ご存じの方も多いとは思いますが、ゲゲゲの鬼太郎の作者である水木しげる、名探偵コナンの作者である青山剛昌が鳥取県出身ということもあり、まんが要素を全面に押し出している鳥取県、それを後押しする形でこのようになったのだとか。

日本一のまんが温泉リゾートということで押し出しているので、温泉に入りながら楽しむのもありですね。

 

 

 

 

 

以上、倉吉市について取り上げてきました。

個人的には名前が似ているので、岡山県の倉敷市ととても間違えそうになるのですが、歴史ある打吹玉川地区や関金温泉のことを知るだけでも、倉吉市がより馴染み深いものになるのではないかと感じます。

その他、自然が比較的多いところなので、きれいな河川で釣りを楽しめる清流遊YOU村大滝山不動滝笠ヶ原不動滝といった滝の数々、拓けた土地で夜空が鑑賞できるやまもり温泉キャンプ場、当時の形を丸ごと楽しめる旧国鉄倉吉線廃線跡トレッキングなど、思う存分楽しめる場所がたくさんありますね。

また、特産品としては先述した倉吉絣をはじめ、こけしに似ても似つかない伝統玩具のはこた人形、味を極めるために台木からすべてスイカ本来のものを使用して栽培されている極実スイカなど、眼を見張るものばかりです。

鳥取県に来たときは倉吉市も忘れずに訪れたいところですな。

 

 

 

アクセスですが、JR山陰本線が通っております。

スーパーはくとやスーパーいなばを乗り継いで電車旅を満喫するのもいいでしょう。

自動車なら米子自動車道の湯原ICや院庄ICからそれぞれ1時間ほど。

飛行機も米子鬼太郎空港および鳥取砂丘コナン空港があるので、それぞれからバスや電車でアクセスが可能です。

 

 

 

鳥取県の文化を吸収しに、倉吉市に訪れてみては。

 

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