富山県 砺波市 -散居村が織りなす日本の原風景-

 

富山県の砺波市。

 

 

富山市の西に位置する、いわずもがなチューリップで名を馳せているところ。

チューリップの球根発祥の地と言われています。

砺波市の土壌の質の高さが、春にはチューリップをはじめ、秋にコスモスや生産量日本一の種籾などの作物を生み出しています。

もちろん作物だけでなく、越中三助焼と呼ばれる淡く深い緑色の釉薬が特徴的な砺波ならではの美しい焼き物も造られています。

それらの多くが「となみブランド」として認定されており、この砺波市の魅力発信に欠かせないものとなっています。

 

そのさまざまなものを生みだす土壌に恵みを与えているのが、市内を縦断して流れる庄川。

庄川峡や庄川温泉など、庄川を中心とした見どころも多くあり、夏にはマリンスポーツなども行われています。

ちなみにこの庄川を辿っていくと、あの世界遺産として認定された白川郷がある五箇山へ辿り着きますがそれはまた別のお話。

 

そんな自然に溢れた魅力的な砺波市ですが、ここではある珍しい光景を見ることが出来ます。

それは扇状地である砺波平野に見られる散居村。

広大な緑の土地に点在する建物と、それら一つ一つを囲むように形成されたカイニョと呼ばれる屋敷森(屋敷林)が織りなす景観。

海外ではスイスなどで見られ、「アルプスの少女ハイジ」の世界で見られるような、あんな景観です。日本で見られるの散居村と雰囲気は全く異なりますが、形態としては同じですね。

全国的に見ても、この砺波平野の散居村が日本最大と言われているのです。

そして秋にはコスモス畑、冬にはスキー場と化す「となみ夢の平」から、この散居村を一望できます。

まさに日本の原風景とも言える光景ではないでしょうか。

見るだけでも十二分に価値があると、私は感じます。

 

富山県と言われるとどうしても海産物が思いつきがちかと思います。

しかしながら内陸部には自然豊かな光景をたくさん見ることが出来ます。

今回取り上げた砺波市もそうですが、四季折々の風景を見ることができ、特にこの散居村は日本一の光景です。

ただ、少し感じるのが宿泊施設があまりないのかなということ。

個人的には難しいところもあるとは思いますが、散居村に宿泊できるといった体験を売り出していけば、外国人のさらなる集客が見込めるのではないかと思います。例えば空き家とか。

砺波市では移住定住も促進しており、その第一歩としてアズマダチ(切妻造)、マエナガレ(平入)といった伝統的家屋での宿泊体験も行っています。

それを広げて実際に散居村で宿泊といった流れも、いずれは出来るのではないかなと。

 

いずれにせよ、まずは訪れることが一番ですね。

車だったら北陸自動車道の砺波IC。

交通機関なら今では当たり前の北陸新幹線で新高岡駅まで行き、JR城端(じょうはな)線に乗り換えて、油田、砺波、東野尻駅でアクセス可能です。

日本の原風景を楽しみたい方には、砺波市、非常におすすめです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。