滋賀県 愛荘町 -愛と荘厳が織りなす町-

 

滋賀県の愛荘町。

 

 

湖東地域の愛知郡(えちぐん)に属する、愛知川町と泰荘町が合併してできたところ。

合併してもう13年ほど経っているんです。

2012年に全国で初めてコンビニでの戸籍証明書の発行が開始された愛荘町、いったいどんなところなのでしょうか。

 

 

ここ愛荘町には、湖東三山と呼ばれる3つの天台宗寺院のうちの1つ、金剛輪寺があります。

湖東三山は金剛輪寺、北に隣接する甲良町の西明寺、南に隣接する東近江市の百済寺のことで、日本紅葉名所百選にも選出されるほどの紅葉を見ることができます。

中でも金剛輪寺の紅葉は、血染めの紅葉と呼ばれ、訪れる人々を浄土の世界へ導いてくれます。

境内にある庭園はとても見事で、また大黒天半跏像という日本最古の大黒天があることでも有名。

湖東三山ICからも近いので、ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

 

また、この地で作られる2つの名産品も外せません。

まずは、愛知川びん細工手まり

江戸時代より続く工芸品で、まりの周りをびんで纏った一品。

形が丸く、瓶が透けて中がよく見えることから、円満で仲良くという意味が込められて結婚の進物などによく用いられるそう。

見た目も可愛らしく、家に飾る置物としても良さそうです。

 

もう1つは、近江上布

愛知川の豊かな水を用いて作られた麻織物で、最高級の女性用の夏着尺として愛用されているもの。

近江上布伝統産業会館金剛苑では、その歴史や伝統、背景を知ることができるのでおすすめです。

 

 

 

そして、ここにはドラマのロケ地となったところもあるのです。

それは、藤居本家

ここは全国的にも珍しい総欅造りの酒蔵で、無料で見学や試飲をすることができます。

ちなみにそのドラマというのは、伊藤英明さん主演の「リキッド」。

また、朝ドラロケ地にも使用されており、それは今から20年以上前に放送されていた、「甘辛しゃん」

どちらも私は見ていませんが、さぞかし藤居本家の奥ゆかしさがいい味を出していることでしょう。

2階にはこの建築の雰囲気を感じてもらえるようにと、ギャラリーとして使用できるスペースもあり、お酒だけでなくさまざまな利用価値を与え続けているところとなっています。

 

 

自然面など、まだまだ見どころはたくさんあります。

三重県方面の山間にある宇曽川渓谷では、安らかな光景を目の当たりにできます。

観世音菩薩の滝という、決して大きくはないですが落ち着いた三段状の滝も見ることができます。

また、近くの宇曽川ダムから見る景色も迫力満点です。

 

他にも、毎年5月4日に火祭りが行われ、高さ約15メートルの松明が見られる御崎神社

聖徳太子ゆかりの武運守護神社である、八幡神社

親鸞が手植えしたと言われる紅梅が見られる、宝満寺

たぬき塚と呼ばれる古墳がある、依智泰氏の里古墳公園など。

意外にも寺社仏閣が多いと感じますね。

 

 

滋賀県の中でもあまり聞き馴染みのない愛荘町ですが、自然と文化が上手くマッチしたところではないでしょうか。

2006年に合併してもう13年が経ち、ますます成長した姿を訪れた人たちに届けてくれるだろうと感じます。

アクセスとしては、JR米原駅や彦根駅、近江八幡駅で近江鉄道に乗り換えて、最寄りの駅は愛知川駅

また、JR能登川駅からバスも出ているので、こちらもおすすめ。

車なら、湖東三山ICから訪れる手もありです。

 

 

ゆるキャラのあしょうさんが迎えてくれる、愛荘町に訪れてみては。

 

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