北海道 幌加内町 -そばと人工湖と最寒地-

 

北海道の幌加内町。

 

 

道北エリアに位置し、雨竜郡に属するところ。

隣接市町村は、中川町、遠別町、羽幌町、苫前町、小平町、深川市、旭川市、和寒町、名寄市、美深町と、縦に長いぶん多くの市町村と隣接しております。

町名のホロカナイは、アイヌ語で「逆戻りする川」という意味だそう。

そんな幌加内町はなんと、日本一が3つもあるらしいとのこと。

いったいどんなところなのでしょうか。

 

 

 

 

 

ではさっそく、幌加内町の日本一3つに迫っていきます。

まず1つ目は、そば畑面積

お米の減反政策における代替作物として栽培がはじまり、今では生産量と作付面積ともに日本一なんだとか。

この地で作られたそばは、幌加内そばとして商標登録もされており、まさに幌加内町を代表する名産品ですね。

町内には多くのそばのお店があり、そば打ち体験ができる幌加内そば道場など、そばにまつわる施設がたくさん見られます。

そばの生産を増やすためにはさらなる施設が必要ということで、国の補助を受けて、そばを乾燥させる「そば日本一の館」「そば日本一の牙城」と呼ばれる施設を建設させるほど、国からも注力されている産業なのです。

近年では「ほろみのり」という幌加内町オリジナルのそばの品種も開発され、その勢いは止まることを知りません。

地元の幌加内高校ではそばの授業があり、毎年8月〜9月の2日間には幌加内町新そば祭りも開催されるなど、そばトピックに溢れかえっています。

 

 

そんなこともあり、そばの花が白く色づく7月中旬から8月中旬にかけては、そば畑の絶景を見ることができるのです。

町の中部に位置する政和北村そば展望台、そして南部の新成生(しんなりう)エリアでは、白絨毯の畑白銀の丘純白の丘と、主にこの4ヶ所がビューポイントとして紹介されています。

おそらく幌加内町のそば日本一の牙城は、崩れることがないでしょうな。

 

 

 

 

 

 

そして日本一の2つ目は、日本最大の人造湖

その名も、朱鞠内(しゅまりない)湖

かつて雨竜第一ダムが建設されたことによって人工的に作られたのがこの朱鞠内湖で、その後1974年に朱鞠内道立自然公園として指定されました。

湖内には大小13の島があり、その面積は東京ディズニーランド約30個分

本当に日本の景色なのだろうかと疑ってしまうほどの景観を私たちに届けてくれるます。

また、ここでは幻の魚であるイトウが生息していることで有名で、多くのアングラー(趣味で釣りを嗜む人)が集うまさに釣りの聖地でもあります。

冬にはワカサギ釣りも楽しめ、ここで釣れるワカサギは道民も唸るほどの脂の乗りなんだとか。

そして湖沿いにはキャンプ場、また観光汽船も運行しており、夏場には朱鞠内湖湖水祭も開催され、きれいな花火を鑑賞できます。

知名度そこまで高くない穴場である朱鞠内湖、死ぬまでに一度は訪れたい日本の絶景だと、個人的に感じております。

 

 

 

 

 

 

そして日本一の3つ目。

それは日本最寒記録で、マイナス41.2度

これは気象庁が対象としていない観測地で計測された記録なので、公式なものとは言えないのですが、幌加内町はこの記録に自信を持っています。

なんせこの気温を観測した場所に、母子里(もしり)クリスタルパークという施設を記念として建ててしまったのですから。

また観測日である2月17日は、天使の囁き記念日として正式に認定され、毎年天使の囁きを聞く集いというイベントまで開催されているんだとか。

そのときだけに限らず、夜になればライトアップされているモニュメント、クリスタルピークスは非常に迫力があるので見に行く価値アリです。

100円で日本最寒地証明書も発行してもらえるので、絶対に忘れずに。

 

 

 

 

 

3つの日本一を中心に紹介してきましたが、他にも素晴らしいところがいくつもあります。

特におすすめなのが、道の駅「森と湖の里ほろかない」

ここでは売店やレストランの他に、天塩山系二番目の高さを誇り、北海道百名山の一つでもある三頭山より湧き出た三頭湯が使用されている、せいゆ温泉ルオント(フィンランド語で自然)や、宿泊ロッジまで併設しているのです。

そしてその温泉が湧き出ている三頭山の登山口もすぐ近くにあるので、登山と温泉の黄金コースが出来上がっているわけです。

 

 

また町の北部、遠別町との境に位置するピッシリ山

こちらも天塩山系に属しており、そこの最高峰です。

三頭山と同じく北海道百名山の一つであり、隠れた登山スポットとなっています。

 

冬場にウィンタースポーツを楽しめる、国営ほろたちスキー場

大自然を満喫しながらゴルフができる、百年記念公園パークゴルフ場

経済性と工事短縮を考慮して建設された土木遺産、雨竜川第三橋梁(ポンコタン鉄橋)

1995年廃線になったJR深名線の駅で2016年に修復された、沼牛駅

そんなJR深名線の歴史を学ぶことができる、深名線資料館

幌加内町の南部のどこかにある、野外風呂が最高な予約制の宿、チロリン村などなど、魅力的な場所満載となっております。

 

 

以上、幌加内町についてざっと紹介してきました。

見どころ以外にも幌加内町は、ひとり親地方移住支援ネットワークに加盟している地域の一つです。

この制度は、市町村外に住んでいるシングルマザーでその土地に移住して働く意志がある方を対象に支援がされるというもの。

幌加内町の他にも群馬県の上野村、長野県の須坂市、静岡県の伊豆市、兵庫県の神河町、徳島県の美馬市、島根県の浜田市が加入しており、それぞれの地域で内容は若干異なりますが、大枠は同じです。

このような制度をどんどん推進させて、シングルマザーの支援やその地域の人口増加の一端を担うようになれば、どれだけ素晴らしいことでしょうか

個人的にはシングルファザー向けの制度があってもいいのではないかと思いますが。

まあこのような取り組みにも積極的に取り組んでいる幌加内町、今後の発展に期待がかかるところです。

 

 

 

 

 

アクセスですが、さまざまな方法があります。

道外からのアクセスだと、旭川空港もしくは新千歳空港からレンタカーで約80分もしくは約180分。

鉄道でのアクセスも、最寄りが南だとJR深川駅、北側だとJR名寄駅になるので、それぞれからレンタカーもしくはバスでそれぞれ約1時間ちょっとかかることになります。

絶好なアクセスとは言い難いですが、その先に待つ大自然に圧倒されること間違いなしだと思いますよ。

 

 

 

 

自然あふれるそばの名産地、幌加内町へ訪れてみては。