大阪府の岬町。
泉南郡に属する、大阪府最南端のところ。
和歌山県の和歌山市、大阪府の阪南市と隣接しています。
大阪府の中でも有数の釣りスポットとして、多くの人で海沿いが賑わっています。
今回はそんな岬町を紹介していきます。
さっそくですが、今しか体験できないものが岬町にあります。
それは、淡路島への船旅です。
岬町の深日(ふけ)港と、淡路島の洲本港を結ぶ深日洲本ライナーが、2018年7月1日〜2019年2月24日までの約8ヶ月間、期間限定で運行しているのです。
1999年まで運行されていた深日洲本ライナーですが、前年の明石海峡大橋の開通により客足も遠のき廃止されてしまったとのことで、これは本当に貴重な出来事なのです。
なぜ今回復活したのかと言うと、「大阪湾をつなぐ!広域型サイクル・ツーリズム事業」のメイン事業としての役割を担っているからです。
サイクリングを淡路島で楽しんでもらい、ついでに船旅もしてもらおうということで、スポーツバイクのレンタルも300円で行われています。
往復3000円なので、実質3300円で満喫できちゃうというわけなんですね。
おそらくこの8ヶ月間の取組の成果が、今後の復活を左右させるのではないかなと。
どちらにしろ、私は応援しています。
では次に岬町のおすすめスポットを2つ紹介。
1つ目は、みさき公園。
南海電鉄が運営しているところ。
公園とありますが、ここには動物園や遊園地、プールが併設されている、家族で大はしゃぎできるところです。
また、わくわく電車ランドという、実際に南海電鉄で使用されていた電車にふれることができる施設もあります。
京都府の京都鉄道博物館や、愛知県のリニア・鉄道館と比較すると小規模ですが電車好きにはたまらない場所となっています。
南海電鉄のみさき公園駅から繋がっているので、アクセスも抜群ですね。
そして2つ目は飯盛山。
飯盛山といえば、福島県の会津若松市にあるものを思い出す方が多いと思います。
なにせそちらは、あの白虎隊が自刃したところとして有名ですもんね。
そのように飯盛山は全国でいくつもあるので、岬町のものは泉南飯盛山とも呼ばれたりします。
ハイキングコースとして知られており、山頂からは素晴らしい眺望が見られます。
関西国際空港(KIX)や神戸の方まで見渡せるとのことで、おすすめですよ。
以上、簡単ですが岬町について紹介してきました。
他にもいくつか古墳や寺社仏閣があるので、歴史探訪もできちゃいます。
夏には潮騒リバレーで全日本女子ビーチバレーの決勝も行われているとのことで、大盛り上がりです。
岬町は、大阪府では初のみなとオアシス(みなとを中心とした地域活性化をしているところ)の認定も受けており、先述した広域型サイクル・ツーリズムも合わせて、岬町ならではの地域活性化の取り組みを行っているのだなと実感しました。
大阪市内からはかなり離れていますが、そんな町中とはちょっと変わった大阪を味わうことができるかもしれません。
アクセスですが、南海電鉄がしっかりと通っており、岬町にはみさき公園駅をはじめ5つも駅があります。
また、第二阪和国道も約2年前に全線開通し、車でのアクセスも容易となりました。
道の駅みさきもあるので、ゆっくりできるかと思いますね。
まさに大阪の岬、岬町に足を運んでみては。