和歌山県の日高川町。
日高郡に属する、かなり横に長いところ。
平成の大合併により、県内でも田辺市、有田川町に続く大きさになりました。
日本一の紀州備長炭の生産量を誇り、藤棚ロードという日本一長い藤棚など、魅力的なところがたくさんある日高川町を今回は紹介していきます。
日高川町には、多くの物語や伝説があるお寺があります。
それは、道成寺(どうじょうじ)。
いちばん有名なお話は安珍と清姫の物語で、能や歌舞伎の演目でも知られています。
簡単に説明すると、安珍に裏切られた清姫が大蛇と化し、道成寺の鐘ごと安珍を焼き殺すといったようなもの。
また、道成寺を創建に関わったとされる藤原宮子こと「かみなが姫」のお話も宝物殿で聞くことができます。
そして、道成寺にまつわる七不思議や、日本でも3本の指に入るほど古い千手観音様もあり、見どころ盛り沢山なところとなっています。
最寄りのJR道成寺駅(この駅は厳密に言えば御坊市に位置している)から、約10分ほど歩いたところにあり、訪れやすいと思いますね。
この日高川町、テレビでもよく取り上げられていたスポットもあります。
それは椿山ダム湖近辺にいくつかある、ヤッホーポイント。
なんだそれはと思うと思いますが、その名の通り、やまびこがしっかりと返ってくるところなんだとか。
ヤッホーポイント以外にも、この近くにかかる椿山レイクブリッジと呼ばれる吊橋も赤色が輝く素晴らしい吊橋となっています。
山間の国道424号線沿いにあり、無料駐車場やトイレも完備されているので、ぜひ車でアクセスしちゃいましょう。
他にも、笑い祭と呼ばれる奇祭が行われている丹生(にぶ)神社。
かわべ温泉や中津温泉あやめの湯、ヤッホーポイント近くにある美山温泉といった温泉施設も充実しています。
虎杖(いたどり)という植物を使用して作られた、日高川町名物のごんちゃん漬けもおすすめですよ。
以上、簡単にですが日高川町について紹介してきました。
見どころ満載なスポットが各地にあり、レジャースポットとしてオススメかと思います。
また、ゆめ倶楽部21という、日高川町における田舎生活の体験や民泊、移住促進や婚活イベントなどを積極的に行っている地域団体があります。
近年地域における観光や活性化に求められている体験型の取り組みが、日高川町ではできるんですね。
このような視点から見ても、日高川町は地域の魅力を伝えるための活動が盛んに行われているなと感じました。
アクセスとしてはJR紀勢本線が通っているので、和佐(わさ)駅や、ギリギリ御坊市の道成寺駅が最寄りとなっています。
車でしたら、湯浅御坊道路を中心にアクセスが可能となっていますよ。
大声を出してスッキリしに、日高川町へ訪れてみては。