愛媛県 内子町 -歴史ある町並みとエコロジータウン-

 

 

愛媛県の内子町。

 

 

喜多郡に属する、愛媛の中央辺りに位置するところ。

伊予市、大洲市、西予市、久万高原町、砥部町に囲まれており、まさに生粋の愛媛県ですね。

この内子町、いざ注目してみると様々な取り組みをしている先進的なところでもありました。

そんな内子町を、今回は取り上げていきます。

 

 

 

1.内子町のおすすめスポット

2.さまざまな取り組み

3.まとめ

 

 

1.内子町のおすすめスポット

内子町のおすすめスポットとしてよく取り上げられるものといえば、その町並みですね。

主に八日市の護国という地域を中心として、歴史あふれる町並みを見ることが出来ます。

その中でも木造芝居小屋である「内子座」では、伝統芸能も鑑賞できるとのことで、住民の人達からも愛されています。

中秋の名月には町並み観月会と呼ばれる祭りも行われ、町中に行灯が垂れ下がって幻想的な雰囲気を味わうことも出来ますよ。

 

 

ただ、内子町は町並みだけでなく、村並みや山並みも見どころとして挙げられています。

前者の村並みの舞台は、主に町の北西に位置する石畳地区を中心としたところ。

ここでは、現代でも見る機会が減った水車を見ることが出来ます。

他にも石畳の宿と呼ばれる、古民家をリノベーションした宿泊施設もあり、地元で採れた美味しい食材を頂くことができるんですって。

 

 

そして後者の山並みですが、主に町の南東に位置する小田深山(おだみやま)のエリアを中心に見ることが出来ます。

特に小田深山渓谷では、透き通った清流と自然豊かな風景を感じることができ、秋には紅葉の名所として有名です。

近くには内子町唯一のスキー場、ソルファオダスキーゲレンデがあり、四国最長1.2kmのゲレンデを冬場は楽しむことが出来ますよ。

 

 

 

他の見どころスポットとしては、

伝統工芸品である大洲(おおず)和紙製品が買える、大洲和紙会館

そのすぐ近くにあり500円で手漉き体験が出来る、天神産紙工場

日本初の凧の博物館である、五十崎凧博物館

日本の棚田百選にも選ばれた、泉谷の棚田

石畳地区にある弓削神社の、全国的にも珍しい屋根付き木造の太鼓橋など。

 

気軽にこの辺りから巡ってみても良いかもしれませんね。

 



 

 

2.さまざまな取り組み

そして個人的に感じたことは、内子町は積極的にさまざまな取り組みをしているということです。

特にエコロジータウン内子として、未来につながる環境や景観を維持していくための取り組みを何十年も前から行っています。

先述した町並みから山並みについても、市街地だけでなく、農村集落といったところから活気づけていかなければならないのではないかという住民たちの思いから、それぞれの保存の取り組みが始まったんだとか。

これもエコロジータウンとしての取り組みの一つですね。

 

また、再生可能な生物由来の有機性資源(化石資源を除く)であるバイオマスにも着目し、それを循環的に機能させることにも取り組んでいます。

これは「内子町バイオマスタウン構想」とも呼ばれていて、エコロジータウンを支える取り組みの1つと言えます。

 

 

さらに付け加えて、人間と生物が共存できるように環境を整備することをコンセプトとした近自然工法というものがあり、それを日本で最初に行ったのも内子町とも言われています。

内子町を流れる小田川の岸にて、河川改修のため伐採される木々を目の当たりにした地域住民の方々が、自発的にさまざまな運動やイベントを行いながら異議を唱えてきました

そのなかで出会ったのがスイス発祥の近自然工法で、今では公共の土木事業においての基本概念として定められ取り組んでいるんですって。

 

 

他にも道の駅である、内子フレッシュパークからりでは、地元の方たちによって育てられた食材を味わい、また購入することが出来ます。

どれもすべて誰が作ったのか分かり、安心安全を保証するトレーサビリティが出来ているものとなっています。

これらをからりの公式アプリを通じて確認もできるということで、他の道の駅には見られない取り組みをしていると感じましたね。

この4月からリニューアルオープンするそうなので、近くに訪れたときはぜひ立ち寄りたいところですね。

 

 

 

3.まとめ

簡単にですが、内子町のみどころと主な取り組みについて述べてきました。

特に取り組みに関しては、非常に進取の気性に富んでいると感じましたね。

新しいことを積極的にどんどん取り入れて実際に機能させているところは、他の市町村にはない先進的事例になりつつあるのではないでしょうか。

次は歴史的な町並みなどにさらに着手して、より観光客に向けた取り組みを行っていくのではないかと期待しています。

 

 

 

では最後にアクセスについて。

JR予讃線が通っており、伊予立川駅、内子駅、五十崎駅と駅も3つあるので、行きたい場所に合わせてアクセスすることが出来ます。

また、松山自動車道も通っているので、車でのアクセスもしやすいでしょう。

 

そして、ぜひ訪れたときはレンタサイクルで町を巡ってもらいたいですね。

内子駅や道の駅せせらぎでレンタルできるので、場所に合わせて借りちゃいましょう。

 

 

愛媛県が誇る先進的なところ、内子町へ訪れてみては。

 

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