【コラム1】ジオパークとは? わかりやすく解説!

 

どうも、空也です。

「日本が生みだす感動を」に訪れていただき、ありがとうございます。

 

 

さっそくですが、みなさんは「ジオパーク」というものを知っていますでしょうか。

大都市や地方都市など自然が多くないところに住んでいる人にとっては、あまり聞きなじみのない言葉かもしれませんが、このジオパークは2019年3月時点で、日本に44地域もあるのです。

そんなジオパークとはいったいどんなものなのか、今回は取り上げていきます。

 

 

 

 

1.ジオパークってなに?

2.日本ジオパークと世界ジオパーク

3.日本におけるジオパークの可能性

 

 

 

 

1.ジオパークってなに?

 

そもそもジオパークというのは、いったいどういったものなのかということですが、日本ジオパーク委員会はこのように定められていると言及しています。

 

・地域の地史や地質現象がよくわかる地質遺産を多数含むだけでなく、考古学的・生態学的もしくは文化的な価値のあるサイトも含む、明瞭に境界を定められた地域である。

・公的機関・地域社会ならびに民間団体によるしっかりした運営組織と運営・財政計画を持つ。

・ジオツーリズムなどを通じて、地域の持続可能な社会・経済発展を育成する。

・博物館、自然観察路、ガイド付きツアーなどにより、地球科学や環境問題に関する教育・普及活動を行う。

・それぞれの地域の伝統と法に基づき地質遺産を確実に保護する。

・世界的ネットワークの一員として、相互に情報交換を行い、会議に参加し、ネットワークを積極的に活性化させる。

 

なんだか堅苦しい感じで定められていますね。

簡単に言えば、山や川、大地や地層といった、地球による長年の地殻変動などの自然現象によって生み出された地域や景観のことを指し、いわば「地球の公園」みたいな感じで考えていただけたらと思いますね。

 

このジオパークの活動は、

・日本ジオパークネットワーク

・アジアジオパークネットワーク

・ヨーロッパジオパークネットワーク

といった世界の地域別規模で行われているものと、

 

・世界ジオパークネットワーク

という世界規模で行われているものと2種類あります。

特に世界ジオパークに関しては、2016年よりユネスコの正式な事業の1つとなり、その動向にも注目が集まっています。

 

 

 

 

 

日本においてジオパークに認定されるためには、日本ジオパーク委員会やユネスコによる認定審査、またすでにジオパークに認定されていても4年に一度行われる再審査をパスする必要があるのです。

 

つまり認定されてからも、それにあぐらをかかず、より一層ジオパーク活動に邁進していかなければならないということですね。

実際に2017年12月、茨城県北ジオパークが再審査の結果、認定取り消しとなり、これは日本でも初の事例でありました。

この出来事は当時新聞やニュースでも取り上げられていましたが、初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。

 

では、次に日本におけるジオパークの分類について紹介します。

 

 

 

 

2.日本ジオパークと世界ジオパーク

 

日本では大きく分けて、2つのジオパークに分類されます。

 

 

①日本ジオパーク

これはその名の通り日本にあるジオパークで、44地域のうち35地域が日本ジオパークとして認定されています。

 

ー主な日本ジオパークー

・恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク(福井県)

ジオサイト:福井県立恐竜博物館、スキージャム勝山etc.

・Mine秋吉台ジオパーク(山口県)

ジオサイト:秋吉台カルスト、秋芳洞etc.

・箱根ジオパーク(神奈川県)

ジオサイト:大涌谷、仙石原湿原etc.

 

ちなみにジオサイトというのはジオパークの中にある、地球が生み出した景観が顕著に現れているところのことで、いわばおすすめ観光スポットです。

 

 

②世界ジオパーク

これは日本ジオパークよりもランクが高いジオパークで、日本では9地域が世界ジオパークとして認められています。

 

ー主な世界ジオパークー

・洞爺湖有珠山ジオパーク(北海道)

ジオサイト:洞爺湖、昭和新山etc.

・山陰海岸ジオパーク(京都府・兵庫県・鳥取県)

ジオサイト:鳥取砂丘、玄武洞、立岩etc.

・島原半島ジオパーク(長崎県)

ジオサイト:雲仙普賢岳、原城跡、眉山崩壊etc.

 

 

では、次に日本ジオパークネットワークに載っている、ジオパーク認定のフローの図を用いて、どのようにしてジオパークに認定されるのかを説明します。

 

参照:日本ジオパークネットワーク

 

まず、日本ジオパーク認定を目指して活動している地域Aがあるとします。

地域Aは、まず日本ジオパークネットワークの準会員になり、その後日本ジオパーク委員会による審査を経て、パスできれば晴れて日本ジオパークに認定されます。

 

 

そして世界ジオパークに認定されるには、そこからさらに2ステップあります。

世界ジオパークを目指すためには、日本ジオパークAは世界を見据えた活動を行う必要があります。

その活動を行いながら再び日本ジオパーク委員会の審査を受け、パスすると最後にユネスコによる厳正な審査があるのです。

そこを通過すれば、ようやく世界ジオパークとして認定されるのです。

 

 

 

 

3.日本におけるジオパークの可能性

 

ここまでジオパークの概要などについて説明してきましたが、やはりまだまだ日本における知名度は低いのではないでしょうか。

テレビのニュースでも取り上げられているところを、ほとんど見たことがありませんし。

個人的にはこのジオパーク、世界遺産と同じくらい取り上げてもいいくらいのものなのではないかと感じています。

 

 

 

そんなジオパークですが、今後の日本における観光資源として、大いなる可能性を秘めているのではないかと考えます。

これから積極的にメディアが各ジオパークについて取り上げ、その魅力をうまく発信していくことができれば、そこに訪れる人達もきっと増加すると思うのです。

 

 

例えば、各ジオパークを巡るスタンプラリーや、1年間使用できるパスポートみたいなものを発行して、ジオサイトをお得に巡ることができるキャンペーンなど。

そしてジオパークツーリズムみたいなものが徐々に社会に浸透することで、主に地方にあるジオパーク周辺にお金が落とされていくのではないでしょうか。

 

 

このような主張に対して、多くの人がジオパークに足を踏み入れることで、景観の破壊といった懸念の声も出てくると思います。

しかし、その点も含めて成長し発信していかなければ、ジオパークの発展は見込めないと考えますね。

 

 

 

東京オリンピックが2021年に控えています。

開催されるかは今のところなんとも言えないですが、世界中の人々が再び日本に来てくれることがあるかもしれません。

今のうちからでもジオパークを含め観光事業に注力していくことで、受け入れ体制の基盤を整える必要はあるのではないでしょうか。

 

 

 

 

次世代の観光のメインは、「ジオパーク」ではないでしょうか。

 

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