北海道の清水町。
上川郡に属する、東に日高山脈、西に十勝川が流れる自然豊かなところ。
静岡県の清水町とも区別するためでしょうか、十勝清水町とも呼ばれたりしますね。
また、日本で初めてベートーヴェン作曲の「交響曲第9番」(第九)を合唱したことから、第九の町とも言われたり。
徳島県の阿波市も初めて「第九」が演奏されたところとして、第九のふるさとと言われたりするので、日本と第九の関係は地味に密接なのです。
そんな清水町を今回は紹介していきます。
個人的な清水町のおすすめは、十勝若牛®ですね。
清水町の限られたところでしか飼育されていない、貴重な牛です。
脂肪分が少なく、赤身にしっかりと肉汁が詰まっているヘルシーなお肉だとのこと。
一時期大人気を博した、牛とろフレーク。
あれは、ここ清水町の十勝スロウフードという会社によって開発されたものなのです。
私は食べたことないですが、食べなくてもおいしいことが伝わりますね。
清水町に訪れると、その牛とろフレークを使った丼を味わうことが出来ます。
また、牛とろフレーク丼に比肩するものがもう1つ。
それが牛玉ステーキ丼。
字のごとく牛ステーキと鶏卵が乗った丼で、こちらも清水町にあるいろんなお店でいただくことが出来ます。
清水町に訪れたら確実に食べておきたい2品ですな。
他にも酪農が盛んである清水町。
あすなろファーミングというところでは、新鮮なミルクを使用したプリンやソフトクリーム、牛乳をいただくことができます。
また冬期はお休みですが、牧場(まきば)のミルクというお店でも、牛乳を使用したオリジナルスイーツもいただけるのでチェックしたいところ。
ここまでグルメを紹介してきましたが、次は大自然を満喫できるスポットも紹介。
それは、十勝千年の森。
ここはカーボン・オフセット(炭素の相殺)という環境貢献活動を元に、イギリス人ガーデナーであるダン・ピアソン氏が設計した、いわば広大な庭のようなところ。
敷地内ではカフェやチーズ工房があり、またセグウェイや乗馬体験、コンセプトの異なる4つのガーデンも位置しているので、家族や友人など大勢で大自然を満喫できる外せないスポットとなっています。
そして、絶景を楽しむことができる展望台を2つ紹介。
1つ目は、清水円山展望台。
眼下に広がる町営育成牧場は、映画「銀の匙」のロケ地として使われたところなんだとか。
ここはまさに、穴場的観光スポットです。
2つ目は、日勝峠展望台。
お隣の日高町との境に位置する、日勝峠。
その付近にある展望台で、ここから地平に広がる町並みを堪能することが出来ますよ。
今回は清水町について、ざっくりと取り上げてきました。
他にも、芽室山や剣山といった登山スポットもあり、雄大な自然を満喫できるところではないかと個人的に感じています。
ただ、やはり北海道なので、夏場に訪れるのが1番かと思います。
アクセスですが、なんとJR根室本線が通っており、十勝清水駅と御影駅の2つが清水町に位置しています。
さらに、道東自動車道も通っており、車でのアクセスも比較的容易となっています。
しかしながらどちらも札幌市からなら、2〜3時間ほどかかってしまいます。
ですので、1時間ちょっとでアクセスできる帯広駅や、とかち帯広空港からのアクセスをオススメします。
大自然と美味しい牛肉を満喫しに、清水町に訪れてみては。