千葉県 成田市 -歴史に彩られた日本の玄関口-

 

千葉県の成田市。

 

 

成田国際空港(NRT)でよく知られる、印旛エリアに位置する都市。

北は茨城県沿いに流れる利根川をはじめ、西は印旛沼に面しています。

予想以上に都心から離れている気もしますが、NRTまで都心からは約50分。

JR東日本が成田エクスプレスというものを運行しているので、埼玉県大宮から乗り換え無しで行けるという利便性の高さ。人がごった返しそうですが。

他にも京成スカイライナーや、もちろん在来線でもアクセス可能です。

 

面積は県内でも6番目の大きさですが、人口はそこまで伸びず20位ほどに。

人口密度はそんなに高くないんじゃないでしょうか、ゴルフ場が多い気がするので住宅地がそこまで無いのも要因かと。

 

もう一つの有名どころといえば、成田山新勝寺。真言宗智山派の別格本山。

成田屋の屋号を使用している市川團十郎家とも深く関わりがあり、江戸元禄にて成田不動尊にまつわる歌舞伎を上演したところ大当たりしたことから屋号を使うことに。

誰でも参加できる護摩祈祷も実施しており、ご利益はありそう。

成田山公園は四季折々の顔をのぞかせ、訪れる人に癒やしを与えてくれること。

 

歴史で言えば、佐倉惣五郎(本名:木内惣五郎、通称:佐倉宗吾)という江戸時代に重税に苦しむ農民のために尽力した人物の菩提寺である東勝寺があります。あの坂上田村麻呂が建立したという話。

この佐倉宗吾の名前にちなんだであろう宗吾参道駅が存在しますが、地味に隣の酒々井町にありますね。

 

また、佐倉市、香取市、銚子市と共に「北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み」という名称で、日本遺産にも登録されています。

その中でも成田市は新勝寺の門前町として、江戸の影響を受けつつ独自の発展を遂げていきました。

 

印旛沼で獲れた「うなぎ」や、成田発祥と言われる「栗羊羹」がよく取り上げられますが、他にも瓜で青唐辛子を包んで弾丸に見立てた「鉄砲漬け」など変わったものが見られます。こちらも成田市が発祥と言われています。

 

掘り出せばまだまだ観光資源にあふれていると感じます。

せっかくの日本の玄関口なのですから、外国人観光客にもさらに足を運んでもらえるような施策を打ち出していけば、成田市のより一層の飛躍が見られる日も遠くないのではないでしょうか。

 

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