愛知県 東海市 -産業と山車まつり-

 

愛知県の東海市。

 

 

知多半島の付け根に位置し、名古屋市、大府市、知多市、東浦町に面しているところ。

目の前には伊勢湾が開けており、その湾沿いには工場がいくつも並ぶ光景を臨むことができます。

今回はそんな東海市の魅力を紹介していきます。

 

 

 

 

 

東海市は産業県と呼ばれている愛知県の中でも、特に産業に力が入っているところではないでしょうか。

中部圏最大の鉄鋼基地も持っており、多くの企業にまつわる施設も位置しています。

そして、それらを活かした工場見学も開催されており、今からその一部を紹介していきます。

 

 

まずは、コカ・コーラボトラーズジャパンによるコーラ製造工場

日本にある6つの工場のうちの一つが、ここ東海市にあるんですね。

コーラの試飲や記念品プレゼント、そしてコカ・コーラが企業として環境や社会にどのような影響を与え活動しているのかといったことを学ぶことができます。

予約が必要ですが無料で見学できるので、おすすめですよ。

 

 

 

もう一つ食に関する施設を紹介。

それは、カゴメ記念館

そうです、あのトマトソースとケチャップの会社ですね。

カゴメは創業者の蟹江一太郎氏が、ここ東海市の自宅の裏で工場を建てて生産をし始め、まさに東海市を代表する企業なのです。

そんなカゴメの歴史をここではじっくり学ぶことが出来るので、おすすめ。

こちらも予約が必要ですが、無料で見学できちゃいますよ。

また、すぐ近くにとまと記念館というところもあり、ここでは栄養バランスやカロリーが計算された美味しいオムライスやパスタを頂くことができます。

木、金、土曜日の3日間しか空いていないので、気をつけて行きましょう。

 

 

 

 

他にも見学できる施設があり、

鉄鋼基地の中心である、日本製鉄大同特殊鋼の工場。

ものづくりの心と技を後世に伝える、愛知製鋼・鍛造技術の館

家族で行けばきっと楽しく学べる、東邦ガスのガスエネルギー館

めちゃくちゃレトロな商い資料館、西丸屋など。

せっかくなので訪れて勉強しちゃいましょう。

 

 

 

 

 

また、東海市には知られざる偉人にまつわる場所もあります。

その人の名は、細井平洲(へいしゅう)

あまり聞き馴染みのない方もいるのではないでしょうか。

江戸時代の儒学者であり、尾張藩藩校の明倫堂の初代校長として、多くの人に学びを与えた人です。

現在の山形県に位置していた米沢藩の上杉鷹山も彼の弟子の一人で、そのこともあり現在では東海市と米沢市は姉妹都市関係となっています。

多くの名言を残しており、その一つである「勇なるかな勇なるかな、勇にあらずして何をもって行わんや」(勇気なくして何が出来るのか、のような意)という言葉は、東海芸術劇場「ユウナル東海」の語源の一つとも言われています。

平洲記念館では彼のことをじっくり学ぶことができるので、訪れてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

最後に家族で楽しむことが出来る広場や公園を2つ紹介。

1つ目は、東海市しあわせ村

ここはヤカン池を中心に形成されており、さまざまなスポットがあります。

奈良や鎌倉の大仏よりも大きい、聚楽園大仏

座禅体験が出来る古風なところ、嚶鳴庵(おうめいあん)

レストランやプール、温浴、トレーニングルームなどが併設している、健康ふれあい交流館など。

名鉄常滑線の聚楽園駅からすぐなので、さくっと訪れることができますよ。

 

 

 

そしてもう1つ、大池公園

市役所のすぐ隣りにある公園で、公園ながらも小さい動物園や図書館も園内にあるので、さまざまな楽しみ方が出来るところではないでしょうか。

土日では市役所の駐車場を使用することが出来るので、アクセスもしやすいと思いますよ。

 

 

 

 

 

以上、東海市を紹介してきました。

他にも山車まつりが有名で、大田まつり尾張横須賀まつりの2大まつりが毎年開催され、市内にはいくつもの山車蔵を目の当たりにできます

そして、日本三大新四国霊場のひとつである知多四国八十八箇所のうち、5つの霊場も位置しています。

ただ個人的に一番感じたことは、東海市は中部圏最大の工業基地があることをしっかりと観光に対しても活用し、ほかに施設も含めて産業観光を体現できているところではないかということです。

山車まつりもお寺ももちろん素晴らしいですが、ぜひ産業の方に積極的に関心を持ってもらいたいなと感じます。

名古屋へ旅行したときは、ぜひすぐ隣の東海市にも足を運んで、その産業観光を実感していただきたいですな。

 

 

 

 

アクセスですが、東海市には名鉄常滑線河和線が通っています。

名鉄名古屋駅からは約15〜20分でアクセスできますよ。

車でもいいですが、個人的には電車のほうがおすすめできますね。

理由はお察しくださいませ。

 

 

 

 

産業のおもてなしを体験しに、東海市へ訪れてみては。

 

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