奈良県 河合町 -古墳だらけの地で砂をかけ合う-

 

奈良県の河合町。

 

 

奈良県の北部で、上牧町、広陵町、王子町とともに北葛城郡に属しています。

葛城市の北にあるから北葛城郡なんですかね。

移住定住を促進している町です。

 

この町は、非常に古墳が多いところです。

まあ奈良県自体に古墳が多いとは思いますが。

円墳、方墳、前方後円墳など様々な種類が見られますが、個人的に気になったのが、ナガレ山古墳。

これは前方後円墳なのですが、なんと縦に半分に区切られて片側は昔のまま、もう片方は修復されており、今昔の比較ができるのです。

あまり見ることが出来ない貴重な古墳ではないでしょうか、もはやアートの域。

 

このナガレ山古墳が位置しているところは、馬見丘陵公園という広い公園となっており、他にもいくつか古墳があるんです。

お花もたくさん咲いており、四季折々の顔を見せてくれるでしょう。

 

また、この全国的に見ても河合町でしか見られないであろう伝統的な祭りがあります。

それは、砂かけ祭。

河合町屈指の神社である廣瀬神社で行われ、参加者はみな合羽などを羽織ります。

五穀豊穣を祈る田植祭ということで、さかんに砂を掛け合います。

それはもう盛んに。俗に言う奇祭。ゴーグルは必須でしょうな。

祭の動画を見るだけでも、その勢いがひしひしと伝わってきます。

 

先述した豊富な古墳に加えて多くの公園もあり、多くの人々に来てもらおうということで、町がいくつものモデルコースを提案しています。

河合町自体そこまで大きくはない町です。

のんびりとした時間を古墳を楽しみながら過ごしたい人には、格好の町かもしれませんね。

 

また、個人的に感じたことは、河合町は自分たちの住む町のために尽力しているなあということ。

公的機関としては当たり前のことですが、そんなふうに感じました。

先述した上牧町、王子町と共に、昨年水道を共同化し、費用削減という取り組みも見られます。

 

一見なんにもないようなところでも、訪れたくさせる魅力があると感じました。

近鉄田原本線で行くことが出来るので、ぜひいかがでしょうか。

 

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