鹿児島県の与論町。
左下の小さい島が、大島郡に属する与論町です。
鹿児島県最南端の町。
この白地図だと位置関係が分かりにくいですね。
俯瞰するとわかると思いますが、もうほとんど沖縄県です。
これだけ離れていて、なおかつ沖縄に近いのに鹿児島県という。
そういうこともあって、もはや沖縄色が強い与論町。
13世紀には琉球王国に所属していたとのこと。
そして約350年ほど経過し、島津氏が支配、薩摩郡となりました。
島津氏があと28km南下していれば、沖縄県自体が存在していなかったかもしれませんね。
与論町はなんといっても海が綺麗。
島の東に位置する百合ヶ浜は幻の白い砂浜と呼ばれ、干潮時にしか姿を現しません。
見ることができれば、一生の思い出として残るでしょう。
他にもマリンスポーツが楽しめる兼母海岸や、詩人山口誓子も思いを馳せた皆田海岸など、飽きるほどきれいな海を楽しめる島だと感じます。
大きさも東京都に属する御蔵島とほぼ同じ大きさなので、2日もあれば堪能できると。
他の見どころといえば、与論城跡。
15世紀頃に琉球王国が建てたとされ、石垣しか現存していませんが、そこからのオーシャンビューは沖縄本島を見渡せる絶好の場所です。
また、島の中心に位置するユンヌ楽園という亜熱帯植物園も見どころです。
約200種類の植物が鑑賞でき、南国を実感できる場所です。
その場でしか見ることの出来ない植物というのは、なんとも美しく印象深いものです。
こんな素敵な与論町へのアクセスは、主に2種類。
飛行機とフェリーです。与論空港があるのは大きいと感じます。
前者なら鹿児島と那覇、そして奄美大島から沖永良部島経由のものなどがあります。
一日1〜2本ほどしか運行しないとのことですが、鹿児島から1時間ちょっとで着きます。
そしてフェリーですが、こちらは那覇からでも4時間半はかかるとのこと。
鹿児島からだと20時間と長旅になりそう。
しかも時期によっては大阪発のものが存在していたとのこと。
船旅が好きな人はいい経験になるかもしれません、約40時間ほどかかるそうですが。
値段的にも平均してフェリーのほうが安いので、値段を取るか時間を取るかです。
島に行くときの、よくある2択です。
沖縄を感じつつ、実は鹿児島にいるんだぞという経験ができる与論町。
島にしては食事処が多いので、ぜひ足を運んでみては。