新潟県 湯沢町 -雪国の舞台になった町-

 

新潟県の湯沢町。

 

 

南魚沼郡に属しており、県内では南魚沼市、十日町市、津南町と隣接しています。

また長野県の栄村、群馬県のみなかみ町、中之条町とも隣り合っており、日本屈指の豪雪地帯となっています。

湯沢と聞くと、やっぱりウィンタースポーツでしょうか。

バブル時代にこぞってみんなが訪れたガーラ湯沢をはじめ、スキー場は10ヶ所以上にものぼりますしね。

また川端康成氏が著した、『雪国』の舞台でもあり、彼は何度もここに訪れたんだとか。

今回はそんな湯沢町を、取り上げていきます。

 

 

 

 

湯沢町は主に3つのエリアに分けられます。

まず、湯沢神立(かんだつ)エリア。

湯沢町の北部のエリアで、越後湯沢駅やガーラ湯沢駅などが位置する町内でも賑わいを見せているところ。

駅直結のスキー場であるガーラ湯沢や湯沢高原スキー場、神立高原スキー場やNASPAスキーガーデンがこのエリアに位置しています。

 

スキー場以外には、越後湯沢駅内にあるぽんしゅ館がおすすめ。

ここは言ってしまえば、お酒のミュージアムです。

新潟県は日本有数のお米の山地であり、また採れる水も超軟水と言われています。

そこから作られる日本酒の種類の数は枚挙に暇がありませんね。

日本酒を中心に、新潟県の名産品を紹介しているところなのです。

駅構内にあるので、電車や新幹線で訪れたら絶対に行くしかないところですな。

 

 

また、雪国館という湯沢町の民俗資料館があります。

こちらでは、雪国ならではの湯沢町でのこれまでの生活感を感じることができます。

さらに、先述した『雪国』のギャラリーも1階部分に展開されているので、名前は知っているけど、内容は知らないという人でも学ぶことができますね。

 

 

 

 

次に、湯沢土樽(つちたる)エリア。

湯沢町の南東に位置するところで、岩原スキー場や湯沢パークスキー場がこのエリアにあります。

このエリアは、どちらかといえば湯沢町の中でもスキー場は少ないほうで、上信越高原国立公園に指定されている、登山にもってこいの山々がいくつかあるんですね。

その1つが、谷川岳

日本百名山に数えられるほど雄大な景観をもたらし、群馬県のみなかみ町との間に位置しています。

しかしながらロープウェイは群馬県の土合駅から出ているので、新潟県側からは登山することが基本的にはできません。

なので登山する場合は、県境を超えていきましょうね。

 

 

そしてもう1つ、大源太(だいげんた)山

東洋もしくは上越のマッターホルンという異名を持つ山で、紅葉の名所となっています。

また、大源太山や大源太湖などを含む、この辺り一帯を大源太キャニオンといい、キャンプ場やカヤック体験など、アウトドア体験が楽しめるところとなっています。

4月から11月のみの営業となっているので、訪れる場合は注意しましょう。

 

 

 

そして3つ目のエリアが、苗場かぐらエリア。

ここは主に湯沢町の南西のエリアで、Naeba天空テラスやかぐらスキー場が位置しています。

また、貝掛温泉赤湯温泉といった知る人ぞ知る温泉もこのエリアにありますね。

他にも奥清津発電所(Okky)という日本最大級の水力発電所ミュージアムもあります。

 

 

そしてなんと言っても、ここには世界に誇るものがあります。

それは世界一クリーンなフェス、FUJI ROCK FESTIVAL(フジロック)です。

世界中から大物アーティストが集まる、約20年の歴史を持つフェスとなっています。

会場は百名山の苗場山にある、苗場スキー場

冬はスキー場に、夏場はフェスといった無駄のない活用がされていますね。

最近では、OSAHO(お作法)というキャンペーンも行いはじめ、さらなるクリーンなフェスを目指しているんだとか。

フジロックの今後の開催も期待がかかりますね。

 

 

 

 

以上、簡単に湯沢町の紹介をしてきました。

個人的には、湯沢町各地にある5つの湯(山・駒子・岩・街道・宿場)を巡る、湯沢温泉外湯めぐりがおすすめ。

通常2700円かかるところ、1500円で巡れるという破格のチケット、外湯めぐり券を使用して臨みたいですね。

 

 

また湯沢町は、2008年に雪国観光圏(通称SNOW COUNTRY)という組織を設立しています。

これは、周辺の市町村である南魚沼市や十日町市、おとなり群馬県のみなかみ町など7市町村から形成されており、この辺り一帯の魅力を発信していく組織なのです。

素晴らしい取り組みだと感じる一方で、雪国観光圏のサイトはどこか物足りない感じがします。

明らかな説明不足なところや、マップの拡大ができないなどといった簡単なところなど。

多くの方々に魅力を発信するために、さらなる改善が求められるのではと感じましたね。

今後のさらなる発展に、私は期待しています。

 

 

 

さて、湯沢町までのアクセスですが、ここには上越新幹線JR上越線が通っています。

なので新幹線なら、東京からだと約70分1本で湯沢町まで訪れることができます。

また、JR上越線も4駅が位置しているので、便利ではないでしょうか。

車に関しても、新幹線に沿って関越自動車道が走っています。

冬場は冬用タイヤでも危険なので、慎重に運転しましょうね。

 

 

 

スキーと温泉とお酒を楽しみに、湯沢町へ訪れてみませんか。

 

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