山形県の東根市。
村山地域に位置し、東には宮城県の仙台市が隣接しているところ。
すぐ西には、あの松尾芭蕉も詠んだ最上川が流れています。
俯瞰で見ると、山形県と宮城県のちょうど中間を陣取っていますね。
なんとここに山形空港があるんです、通称「おいしい山形空港」。
また、県内にもう一つ空港もあります。
それは庄内空港、通称「おいしい庄内空港」。
おいしいという言葉の意味には、好ましい、見事という意味があることから
食や温泉、景色などすべてがおいしいのだという思いが込められて付けられたそう。
4年前に付けられたばかりですが、まだまだ浸透していないと感じますので、山形県にはもっともっと頑張ってもらいたいですね。
そして東根市はさくらんぼの生産量が日本一です。
中でも「佐藤錦」という品種の発祥地でもあります。
ということもあり、「さくらんぼ東根駅」という駅まで造られました。
一度聞けば忘れることが無いですね。
もちろんさくらんぼ以外の果物も美味しく頂け、さすが果樹王国と呼ばれるだけあります。
市内の果樹園の数も20個以上あり、訪れた人たちを虜にすることでしょう。
個人的にはこの東根市、魅力発信の仕方でもっと輝くところだと思うのです。
日本一の大ケヤキ、大森山の磨崖仏、東根温泉といったところがよく取り上げられますが、ほとんどが東根市中心部なんです。西側の。
東側の奥羽山脈の方にも、東根市自体がスポットを当てなさ過ぎではないかと感じます。
黒伏山のゲレンデ、ジャングル・ジャングルくらいしかありません。ここももちろん素晴らしいところです。
ただ、逆にこれだけ調べて出てこないということは、本当にただただ生い茂った奥羽山脈が屹立しているのだなとも思います。
だからこそ、果樹王国であることや東根温泉の雰囲気を発信する力を強化していく必要があるのではないかと。
せっかく「おいしい山形空港」と「さくらんぼ東根駅」があるんですから。
東北中央自動車道も通っているので、インフラ面ではかなり整っていると思いますよ。
あとはどれだけ東根市を知らない人に魅力を届けていくかです。
フルーツを思う存分楽しみたい人には、この果樹王国、東根市をおすすめします。