静岡県の磐田市。
県の西部に位置し、浜松市、袋井市、森町と隣接しているところ。
磐田と聞いて連想されるのは、プロサッカーチームのジュビロ磐田ではないでしょうか。
磐田市にあるヤマハスタジアムを拠点として活動しています。
その他にも見どころ沢山の磐田市、いったいどんなところなのでしょうか。
磐田市の見どころについて、エリア別で紹介していきます。
まずは海側のエリアから。
このあたりは、竜洋海洋公園やオートキャンプ場といった家族で楽しめるスポットが盛り沢山です。
他にも昆虫と触れ合える、竜洋昆虫自然観察公園。
航空自衛隊が所持するブルーインパルスの初代と同じモデルが見られる、竜洋袖浦公園。
レストランや大浴場が併設している複合施設、しおさい竜洋など。
どこもレジャーを楽しむにはもってこいです。
続いて、北部のエリア。
このあたりには天竜浜名湖鉄道(天浜線)が通っており、のどかな風景が広がっています。
ではここの見どころを一気に紹介。
民家をリノベーションして作られた、シルクロードミュージアム。
シルクロードや仏教について学ぶことができます。
続いて、花咲乃庄江戸の蔵博物館。
登録有形文化財に指定されている屋敷をはじめとしたところで、歴史あるさまざまなジャンルの展示物を見ることができます。
また、併設の食事処でいただけるお蕎麦も絶品なので味わうべきですよ。
きれいなお花の数々に囲まれながら、日常から離れた雰囲気を味わえることでしょう。
そして磐田市の中でも眺望のいい眺めを見ることができるのが、獅子ヶ鼻公園。
獅子の形をした岩が特徴的で、四季折々の顔を見せてくれます。
では次に、中心部にあるスポットを紹介。
中心地には、寺社仏閣が多く集まっています。
磐田市の代表的なところで言えば、見付天神矢奈比賣(やなひめ)神社。
毎年8月にはだか祭が行われているところで、ここにはある伝説があります。
かつてこの磐田市のあたりで、祭りのときに人身御供を行うしきたりがありました。
このしきたりを疑問に思ったある僧侶が、元凶が怪物であることを突き止め、それを退治するために、長野県駒ヶ根市にある光前寺の悉平太郎という犬を呼んで退治させたという伝説があり、今も両方に祀られています。
ということから磐田市のイメージキャラクターもしっぺいとなっているのです。
このような背景を知ると面白さが倍増しますね。
他にも広大な敷地を持つ、府八幡宮。
珍しい因幡の白うさぎが祀られている、淡海国玉神社。
長藤の藤棚が魅力的な、行興寺など。
特に行興寺に隣接した熊野(ゆや:能の演目のこと)伝統記念館や、近くの池田の渡し公園では、この地の歴史を学ぶことができますよ。
もちろん寺社仏閣だけではありません。
さまざまな学びを提供してくれるところも紹介。
まずは、磐田市香りの博物館。
日本だけでなく世界の香りに関する展示を楽しめ、オリジナルの香水も作ることができます。
隣接する豊田香りの公園は、かおり風景100選にも選ばれています。
次に、磐田市新造形創造館つくるっぺい。
こちらはガラスや金属を主なテーマとした体験型施設。
お好みのガラス細工を作ることもできるので、大勢で行ってもいいかと。
他にも、日本造船の父と呼ばれた赤松則良の邸宅、磐田市旧赤松記念館。
現存する日本最古の木造擬洋風建築、旧見付学校など。
どれも見応えがあります。
また、磐田市は産業も盛ん。
特に製造業に関しては、二輪車製造を得意としたヤマハ発動機を主導に栄えています。
先述したヤマハスタジアムもここが所有し、またコミュニケーションプラザという施設では、企業ミュージアムとして多くの学びを私たちに与えてくれます。
なんと無料です。
国内の9割以上の生産をこのあたりで行っている、別珍とコーデュロイ生地。
磐田市が日本一の生産量を誇る、海老芋。
静岡マスクメロンの1つである、アローマメロン。
この地オリジナルのいわた茶や、古くから愛されてきた豚足を使ったおもろカレーなど、ここでしか味わえない美味しいものを食べに訪れるのもいいかもしれませんね。
以上、磐田市について紹介してきました。
海もあれば緑もあり、それぞれに異なる線路が敷いてある環境もそうないのではないでしょうか。
だからこそ両方を堪能できることが磐田市の魅力ではないかと感じます。
磐田市の魅力はサッカーだけではないんだということを感じてもらえたことでしょう。
アクセスですが、県外からでしたら南部に走るJR東海道本線が妥当ですね。
北部の天竜浜名湖鉄道は、アクセスといった点においては便利とまで言わないですが、その分見ることができる景色や雰囲気は素晴らしいものとなっています。
なので私は後者をおすすめしますね。
ふらっと立ち寄りに、磐田市に訪れてみては。