埼玉県の神川町。
埼玉県児玉郡に属し、神流川を境に群馬県藤岡市と面している町。
地図で見ても分かるように、埼玉県の最北西に位置しています。
形的にも細長くて、福井県みたいですね。
かみかわまちと打つと、神河町(兵庫県にある)と出てきてなんだかややこしいですな。
ここは自然と文化がマッチした、知る人ぞ知る町。
見ものといえば、秋から冬にかけて花開く、冬桜ではないでしょうか。
秋桜と書いてコスモスですが、これはフユザクラ。またの名を十月桜。
春にしか見られない桜を、徐々に肌寒くなる時期に見れるという、なんだか神秘的な光景。
特に綺麗に見られるのが、神山の麓あたりにある城峯公園。
キャンプ場もあるので、冬桜を見ながら楽しめるのです。
また、神流川といった水が生みだす光景も見ものです。
下久保ダムから見える景色や、そのダムに寄って生み出された神流湖。
釣り好きが集まるスポットですね。
そして、神流川沿いにある三波石峡。
ここにある石の数々は、古くから庭石に使われるほど質が高く、採集は禁止。
国の名勝及び特別天然記念物に指定されており、まさに神川町の宝かと。
三波石峡から少し東に行くと、川沿いにあるレトロな建物。
そう、これは矢納発電所跡で、そういう建物マニアの人にはたまらない一品。
自然だけでなく、寺社仏閣も実は見ごたえがあります。
冬桜の名所である城峯公園近くにある、城峰神社。
少し山を登らないといけませんが、登りきった後にその先にある電波塔から見える景色は素晴らしいものとなっています。
また、日本武尊(ヤマトタケル)が創始したとされる、金鑚(かなさな)神社。
あの聖徳太子が創建したとされる、大光普照寺。
数々の歴史上人物が、実はこの神川町を訪れているのですね。
最後に、この神川町の名産品を紹介。
ここは梨が有名なんですね。神川ブランド。
町内を通る国道254号線は、別名「梨街道」とも称されており、道沿いには梨農園がそれはたくさんあるんだとか。
鳥取県が遠いという関東にお住まいの方には特におすすめできますね。
この梨や、それ以外の名産品を堪能できる場所も紹介。
その名も、道のオアシス神泉。道の駅ならぬ、道のオアシス。
神流川沿いにあり、それを見ながらいただく食事はたまりません。
似た名前で、道のオアシス神川というところも町内にあるんです。
これはどちらかというと町の中心にあり、アクセスもしやすいかと。
それにしても、道のオアシスが神川町では流行っているんですかね。
みどころがいくつもある神川町。
首都圏からなら車で1時間ちょっとあれば訪れることが出来ますね。
また電車でしたら、JR八高線(八王子と高崎を結ぶ)丹荘駅があるので、そこからバスに乗って城峯公園方面へも行けちゃいます。
神に愛されたこの神川町で、冬桜を楽しんでみてはいかがでしょうか。