高知県の安田町。
安芸郡に属する、鮎と自然薯がおいしいところ。
町の中央には、南北にかけて安田川という清流が流れています。
この安田川で獲れた鮎は、「清流めぐり利き鮎会」という全国で獲れた鮎の品評会でかつて2度もグランプリにも輝いたほど。
そんな安田町を今回は取り上げていきます。
安田町に流れる清流、安田川。
その水質は素晴らしく、安田川を中心にキャンプ場や公園などがいくつか作られています。
例えば、安田川上流に位置する、安田川アユおどる清流キャンプ場。
キャビンがあり、キャンプ用品も貸出をしてくれているので、初心者でも楽しむことができます。
また、中流付近に位置する、安田川ほたるの里河川公園。
きれいに整備されており、夏季にはホタルもたくさん見られるとのこと。
どちらも名前に安田川が入るほど、この町には安田川が欠かせないものとなっています。
あと、支流の小川上流には、せせらぎの郷という宿泊施設もあります。
かつてここにあった小川小学校をリノベーションしたところで、田舎料理体験や夏季には川をせき止めて自然のプールを作るといった、さまざまな体験ができます。
いずれも夏に訪れたいスポットですね。
そして、この安田町にもお遍路の札所が1つあります。
それは、27番目の神峯(こうのみね)寺および神峯神社。
神峯山に位置しており、札所の中でも難所と言われているところ。
寺社仏閣ももちろん見応えありですが、この辺りでの個人的なオススメは、神峯寺の少し下にある九丁公園と、さらに上にある神峯山空と海の展望公園。
前者は桜の名所として知られ、春に訪れると素晴らしい景色に出会えます。
後者から一望できる眺めはとても壮大で、左に室戸岬、右に足摺岬が見渡せるという、まさに隠れ高知一人占めスポットですね。
また、全国的にも珍しいものが安田町にはあります。
それは、シャモ闘鶏場。
文字通りシャモ同士が戦うところで、毎年12月〜6月の毎週日曜に開催されているとのこと。
闘鶏の本場はタイやフィリピンと言われており、確かに日本で見ることができるのは貴重かもしれません。
ただ、個人的には戦って怪我する鶏たちを見るのが耐えられないので、それでも興味がある人は見に行くのも良いかもしれませんね。
それともう1つ、大心劇場という映画館が山奥にあります。
かなりレトロな映画館で、テレビでも何度か取り上げられるほど。
これこそ本当の隠れスポットではないでしょうか。
以上、安田町について簡単に取り上げてきました。
他にも味工房じねんや輝るぽーと安田というところで、安田町自慢のアユや自然薯を味わうことができ、食欲を満たしてくれることでしょう。
アクセスとしましては、土佐くろしお鉄道の阿佐線、通称ごめん・奈半利線が海沿いを通っており、安田駅と唐浜(とうのはま)駅が安田町には位置しています。
ちなみにこのごめん・奈半利線は、各駅にアンパンマンの作者であるやなせたかしさんの手がけたキャラクターがおいてあります。
安田駅には安田あゆ君、唐浜駅にはとうのはまへんろ君がいるので、それぞれ会いに行く旅とかもできそうですね。
一日1640円で、ごめん・奈半利線が乗り放題になるフリーチケットも有るので、これを使わない手はないですね。
日本最後のローカル線であるごめん・奈半利線、ぜひ活用していきましょう。
のんびりとした時間を、安田町で過ごしてみませんか。