北海道の利尻富士町。
とても小さいですが、利尻島の東側のところ。
実は利尻島、利尻町と利尻富士町と2つに分かれているんですね。
さて、利尻といえば昆布というくらい、世の中に定着してきている名前かと思います。
ここは他にもウニなど、まさに漁業で成り立っているところなのです。
今回はそんな利尻富士町を紹介していきます。
利尻富士町において外せないものは、その名の通り利尻富士こと、利尻山ですね。
日本百名山に選ばれている中でも、最北端に位置する山です。
島の大部分が、利尻・礼文・サロベツ国立公園に指定されており、利尻山はそのシンボルと言っても過言ではありませんな。
そんな利尻山の登山ルートは2つあり、そのうちの1つが利尻富士町側からのスタートとなる鴛泊(おしどまり)ルートです。
だいたい片道5時間ほどかかるそうですが、海に囲まれた山を見ながら登山というのもなかなかない経験で、きっとあっという間なんでしょうね。
また、この鴛泊ルートの途中の3合目付近に、甘露泉水という見るからに美味しそうな名前の水が湧いており、名水百選にも選ばれているほど。
登山で乾ききった喉を癒やしてくれます。
そして登山で疲れ切った身体を、利尻富士温泉で回復させるという黄金コースを味わうことができちゃうんですね。
ぜひとも利尻山を登るときは、利尻富士町の鴛泊ルートから挑戦することをオススメします。
まあ登山なんてそんな体力の使うことなんてできないという方に勧めたいのは、ペシ岬と姫沼にあるそれぞれの展望台。
軽い遊歩道みたいな感じなので、ちょっとぐらいの運動ならという方にぜひとも楽しんでいただきたいですね。
そこから見ることができる景色は、まあ素晴らしいこと。
また、島の東南にはオタトマリ沼という利尻島最大の湖沼があります。
湖面に映る逆さまの利尻山は、まるで逆さ富士のよう。
近くにご飯を食べるところもあるとのことなので、ぜひ訪れたいところですね。
そして最後に紹介したいのが、沼浦展望台。
ここは別名、白い恋人の丘とも呼ばれています。
北海道におけるお土産の定番中の定番、白い恋人。
あれのパッケージに描かれている山こそが、この沼浦展望台から見た利尻山なのです。
いろんなパロディ商品が出ている白い恋人ですが、まさにここがルーツなのです。
以上ざっくりと利尻富士町を紹介してきました。
個人的にいろいろと調べてみましたが、予想以上に宿泊施設が充実していますね。
利尻・彩くるロードと呼ばれる、利尻島を1周するサイクリングコースもあり、夏には「利尻島一周ふれあいサイクリング」が開催されるほど人気を博しています。
このイベントは、参加すると一部助成金が出たりと何かとおいしいんだとか。
そのような方々のために、宿が充実しているのかもしれませんね。
まあなんと言っても、ほとんどの施設やスポットが5〜10月の半年しか営業および開放されていない(利尻富士温泉は通年営業)ので、時期には注意して訪れたいものです。
アクセスですが、利尻富士町には空路でも海路でも訪れることが可能です。
空路については利尻空港があり、北海道エアシステム(HAC)でしたら札幌市の丘珠(おかだま)空港、ANAなら千歳市の新千歳空港から飛行機が出ています。
どちらも1日1本、約50分の運行となっているので、事前に時間等を確認しておきましょう。
海路でしたら、ハートランドフェリーで稚内市のみからのアクセスとなるので、どちらか行きやすい方を選んでアクセスしてみましょう。
個人的には、時間が惜しいなら飛行機、列車の旅とかも楽しみながらゆっくり目指したいならフェリーをオススメしますな。
今年の夏、利尻富士町に訪れてみては。