鳥取県の三朝町。
県中央部の東伯郡に属し、倉吉市、鳥取市、湯梨浜町、岡山県の真庭市、鏡野町と隣接しているところ。
読み方は「みささ」です、難読地名の1つではないでしょうか。
今回はそんな三朝町について紹介していきますよ。
さっそくですが三朝町には、世界に誇るものがあります。
それはラジウムをたっぷり含んだ、三朝温泉です。
かつて白い狼によって発見されたと言われる白狼伝説が残っています。
世界屈指のラドン泉とも言われ、古くから注目を浴びているところですよ。
シンプルに入浴ももちろんできますが、ここならではの入浴方法としてラドン熱気浴というものがあります。
ラドンが漂う室内で寝転がりながら深呼吸することで、身体をリフレッシュしてくれます。
これはホルミシス効果と言い、ラジウムが分解されて生じる弱放射線(ラドン)を呼吸で体内に入れることで全身細胞を活性化させるというもので、ラドン泉ならではの入浴効果ですね。
また、泥に温泉を混ぜたものを布に包んで患部に当てる療法である鉱泥湿布というものもおすすめで、じんわりと温かいのが特徴ですよ。
温泉街には上記の他にも、株湯や河原の湯、薬師の湯やかじかの湯など、足湯や飲泉湯としても楽しめる温泉が盛りだくさんとなっています。
その他温泉以外にも、
射的などの昔ながらの遊びが楽しめる、いずみ娯楽場。
旅館や商店を小さな博物館として展示している、湯の街ギャラリー。
この地の伝統「花湯まつり」で使用される巨大な綱が展示されている、陣所の館。
陶製かじか蛙がひときわ目立つ、恋谷橋。
弦楽器の演奏と制作がテーマである、三朝バイオリン美術館。
三朝織や白狼焼の制作体験ができる、ふるさと健康むら。
ラジウムを発見したキュリー夫人を讃えた、キュリー公園とキュリー広場などなど。
温泉街だけでしっかりと満喫できるところが魅力ですな。
続いて紹介するのが、三朝温泉の東に位置する、三徳山(みとくさん)。
ここは古くから山岳修験の場として使われてきた場所で、荘厳な雰囲気が山全体に漂っています。
その中でも注目されるのが、日本一危ない国宝鑑賞とも言われる三佛寺奥院、通称:投入堂。
最深部に位置しており非常に険しいため、参拝するためにはしっかりとした登山靴で挑まなければならず、用意していない場合はその場でグリップの利く草履も購入できるとのこと。
軽い気持ちでは挑めないところとなっています。
そこまでの道中にも様々な文化財が位置し、往復で約2時間位とのことで、ぜひとも三朝温泉とセットで体験していただきたいところですな。
以上、三朝町について紹介してきました。
三朝温泉と三徳山、大きく2つに分けて紹介してきましたが、この2つには目をみはる繋がりがあります。
実は「六根清浄と六感治癒の地 -日本一危ない国宝鑑賞と世界屈指のラドン泉-」という名称で日本遺産に登録されているのです。
しかも、登録第一号という記念すべき遺産なんですね。
三徳山参詣にて六根(目・耳・鼻・舌・身・意)を清め、三朝温泉による湯治にて六感(観・聴・香・味・触・心)を癒やすという、ここでしか味わえない体験を提供してくれる貴重な場所となっていますよ。
アクセスですが、鉄道は通っていません。
なのでお隣の倉吉まで新幹線やスーパーはくとで行き、そこからバスで25分でアクセスするのが理想ですかね。
大阪や神戸からなら直通の高速バスもあるので、利用するのもいいですね。
他の地域と合わせていきたいなら、鳥取コナン空港まで飛行機でアクセスするのも面白いかもしれません。
自分にあった行き方を模索してみましょう。
修行するラジムリエに会いに、三朝町へ訪れてみては。
“鳥取県 三朝町 -六根・六感・ラジムリエ-” への1件の返信
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