埼玉県の松伏(まつぶし)町。
北葛飾郡に属し、春日部市、越谷市、吉川市、千葉県の野田市に面しているところ。
町の東側、野田市との県境沿いに江戸川が、西側には古利根川がひっそりと流れています。
今回はそんな松伏町を紹介していきます。
松伏町は、春日部市や越谷市といった比較的栄えた都市に囲まれている中で、屈指の田園風景を見せてくれるところです。
なのでその田んぼを生かした特産品が人気を博しています。
その中でもお米を推しているということで、いくつか紹介。
まずは、こめろん。
松伏産の米粉と野菜などの粉を使用して作られた焼き菓子であるマカロンのことで、ふるさと納税にも選ばれている松伏町を代表するもの。
味も玄米、にんじん、ほうれん草、しょうが、カレーの5種類と豊富に用意されているので、取り寄せてもよし現地で食べてもよしの手軽な一品となっています。
次に、まっぷーめん。
こちらも米粉を使用した麺となっており、米粉が生み出す独特なのどごしと粘り気はクセになりそうですよ。
そして、糀。
300年以上も受け継がれてきた伝統技法によって糀の生産を行ってきた、金杉糀屋というお店をはじめとした特産品の生産が盛んです。
特に金杉糀屋では、甘酒と糀ジャムが有名。
甘酒は飲む点滴と呼ばれるほど栄養価が高く、そしてそれをジャムにしてしまったという。
ぜひ松伏町に訪れたら、買っておきたい2品ですな。
そして個人的に紹介したいのが、大きな2つの都市公園。
1つは、まつぶし緑の丘公園。
ここは「人と環境に優しい都市公園」というコンセプトのもと運営されており、非常に広大で自然豊かなところとなっています。
週末は親子連れで賑わう、魅力的な場所となっています。
そしてもう1つが、松伏記念公園と松伏総合公園。
この2つの公園は隣接しており、それぞれが異なる顔を持っています。
前者は中央公民館やB&G海洋センター(体育館とプール)が敷地内にあり、後者は大きな湖の湖畔に風車や、サッカーやテニスコートも併設されているなど、町民の憩いのスポットとなっているのです。
以上、ざっくりと松伏町について紹介してきました。
2019年に松伏町は町制50周年を迎え、その事業の一環として田中第二公園に、2020年の東京オリンピックで正式種目となった3人制バスケットボール(スリーバイスリー)のコートが作られました。
このコートも立派な観光資源になり得るとも思うので、うまく活用して松伏町をPRすることができればいいのではと感じます。
アクセスですが、松伏町には鉄道が通っていません。
東武鉄道伊勢崎線の北越谷駅やせんげん台駅、JR武蔵野線の吉川駅などからバスは出ているということなので、公共交通機関はそちらを利用してみましょう。
米粉を堪能しに、松伏町に訪れてみては。