香川県の三豊市。
県西部に位置し、観音寺市、善通寺市、琴平町、多度津町、まんのう町、徳島県のみよし市、東みよし町と隣接しているところ。
ウユニ塩湖と称される父母ヶ浜(ちちぼがはま)をはじめ、非常に多くの見どころがある、ここ三豊市を紹介していきますよ。
さっそくですが先述した、父母ヶ浜について。
言わずもがなここ数年の間に話題となった映えスポットの一つで、ここで語らなくてもいいほどですが、みなさんに知っておいていただきたいのは、このきれいなビーチを守り続けている「ちちぶの会」という団体があるということですね。
1995年から地元の人々を中心にボランティアで活動されている団体で、一時埋め立ての話も出たそうですが、それを乗り切り現在も活動されています。
今後の活動も元気に続けていただきたいですね。
そんな父母ヶ浜ばかりが取り上げられがちですが、引けを取らないところが三豊市にはあります。
まずは、紫雲出(しうで)山。
瀬戸内海に突き出た荘内半島に位置しており、浦島太郎が開けた玉手箱から出てきた白煙が紫色になりなびいたことからこんな名前になったんだとか。浦島伝説は日本各地にありますね。
ここの見どころといえばなんと行っても四季折々の植物がもたらす絶景で、春の桜と夏の紫陽花のスケールはなかなかの迫力です。
また、山頂付近から望む瀬戸内の多島美にも目も奪われること間違いなしです。
合わせて弥生時代にまつわる展示が見られる、紫雲出山遺跡館もおすすめ。カフェも併設してますよ。
市内も楽しいですが、個人的には紫雲出山から見渡せるいくつかの島々のうちの2つに、是非足を運んでもらいたいところ。
1つ目は粟島。
ここには漂流郵便局というものがあり、宛先のない手紙が届く郵便局となっています。というのもここは、1964年に建てられた旧粟島郵便局を利用した現代美術家の久保田沙耶氏によるアート作品で、そのような誰かに伝えたい思いを綴った手紙を展示して、来場者に読んでもらうという、その一連の流れをアートとして捉えた作品なのです。
また、日本最古の海員養成学校であった、粟島海洋記念館もおすすめ。
当時の面影が残されており、何より淡いグリーンの外観が魅力的ですよ。
そして、ぶいぶいガーデン。
海に浮かぶブイを使った可愛らしい作品が見られるところです。
一風変わった作品に、きっと心奪われることでしょう。
2つ目は、志々島。
粟島と比べ小ぶりな島ですが、樹齢1200年のオオクスや見晴らしのいい楠の倉展望台、島唯一の休憩所であるくすくすなど、自然を満喫するにはもってこいの場所です。
その他のスポットとして
天然温泉やプールなども楽しめる宿泊施設、ふれあいパークみの。
そこに隣接した大型アスレチック、コスモランド。
四国道の駅グランプリのアイスや温泉が楽しめる、たからだの里さいた。
年に2回しか行くことができない、津嶋神社などなど。
ぜひどこも訪れてもらいたいところですね。
以上、三豊市についてサクッと紹介してきました。
圧倒的スポットの父母ヶ浜だけに驕らず、そこを主軸とした集客および観光振興に取り組んでいるなと感じましたね。
徐々にビーチ周辺は新たなお店が続々と誕生しているとのことで、賑わいを今後も絶やして欲しくないなと思うところです。
合わせて、古くからこの地に伝わる、高瀬銘茶の茶畑や曽保みかん、荘内半島を埋め尽くすマーガレットといった特産品も忘れてはなりません。
これらをより詳しく見られたい方は、三豊市観光交流局やみとよのみのHPに訪れていただくことをおすすめします。
アクセスですが、鉄道はJR予讃線と土讃線が通っております。
大都市からは新幹線で岡山まで、そこからJR本四備讃線経由で予讃線に乗り換えるとスムーズかと。
高松自動車道も通っているので、車でもラクラクアクセス可能ですよ。
父母ヶ浜のビーチを起点に、三豊市を訪れてみては。