山梨県の上野原市。
県の最東部に位置し、大月市、小菅村、都留市、道志村、東京都の檜原村、神奈川県の相模原市と隣接しているところ。
中心地からは離れているものの、その分自然が溢れており、ハイキングやキャンプなど自然を活かした体験が盛りだくさん。
かつては甲州街道の宿場町がいくつもあり、その名残がいくつも見られます。
また、市全体が合計五段の河岸段丘で形成されており、全国的に見ても顕著に現れています。
今回はそんな上野原市を紹介していきます。
上野原市はとにかく自然に溢れています。
その象徴として、市内にはハイキング程度の登山ができる山がいくつもあります。
まずは、八重山。
この地で生まれ育った水越八重という方の寄付によって命名された山。
都心からのアクセスもしやすいということで、上野原市の山々の中でも人気を博しています。
次に坪山。
ここは4月から5月にかけて、ヒカゲツツジの群生がしっかりと見ることができます。
下山後は「羽置の里 びりゅう館」で名物のそばを頂くのがお決まりのコースとなっています。
そして、要害山。
山頂に秋葉権現が祀られており、近くのコヤシロ山と尾続山とセットで楽しめるのでおすすめ。
他にも高柄山や権現山、聖武連山といった気軽にハイキングが楽しめるところがたくさんあり、どれも市内と周囲の山々、そして晴れていれば富士山を眺めることができるので、リフレッシュできること間違いなし。
また、上野原市はキャンプ場も4つあり、バリエーションが豊富。
1つ目は、緑と太陽の丘キャンプ場。
バンガローとテント、どちらを選んでも楽しめる自然溢れたところ。
2つ目は、アオゲラの森キャンプ場。
木製のアスレチックが特徴的なキャンプ場で、夏場も涼しく楽しめます。
3つ目が、平野田休養村キャンプ場。
人気の釣りスポットである鶴川渓谷が近くにあり、家族連れで大いに賑わいます。
最後4つ目が、さがざわキャンプ場。
他と一味違った山奥にあるキャンプ場で、サバイバル感が感じられますよ。
それぞれが独自に力を入れて取り組んでいるので、キャンプ場目当てに何度も訪れるのも良いかもしれません。
他にも、加水をしていない市内唯一の温泉、秋山温泉。
横山大観マニアやレトロな建築が好きな方は必見、上野原美術館。
マイナスイオンでリラックスできる、不動の滝や阿寺沢の滝。
昔から甲州の商人たちを虜にした上野原の名物、酒まんじゅう。
じゃがいもを味噌で甘辛く煮付けた代々伝わる郷土料理、せいだのたまじ。
秋山地区で長年作られてきた長かぶの漬物、ひなづる漬けなど。
ここでしか味わえない郷土料理はぜひ味わっておきたいですね。
以上、上野原市について紹介してきました。
古くから甲州街道が通っていたこともあり、その名残を見せる場所や名物がしっかりと守られているところだと感じました。
それに加えて大勢で楽しむことができるハイキングルートやキャンプ場も整備されており、世代を超えてのめり込むことができるのが、上野原市のおすすめポイントですな。
アクセスですが、JR中央本線が通っているので、東京方面からでも気軽にアクセスできちゃいます。
中央自動車道も通っており、自動車でのアクセスもしやすいところだと感じます。
山梨県の最東部、上野原市に訪れてみては。